当クリニックでは、主に下記の疾患に対応が可能です。もちろん症状があるのに病名が分からないことがほとんどだと思いますので、不正性器出血や下腹部の痛み・月経に伴う困った症状があればいつでも受診してください。他の施設や健康診断で異常を指摘された場合の精密検査も可能です。

*妊婦健診・不妊治療は行っておりませんのでご了承ください。

子宮筋腫・卵巣のう腫

下腹部に腫瘤を触れたり、健康診断で指摘されることにより発見されます。良性の場合がほとんどですが、一部に悪性を伴っている場合もありますので、まずはきちんと精密検査を行い、手術が必要でなければ超音波検査等による経過観察を行います。経過観察中に症状が悪化し、手術が必要になることもありますので、数ヶ月~半年おきに受診していただきます。
手術が必要な場合、近隣の総合病院へ手術を依頼します。無事に手術が終われば、手術後の経過観察は当クリニックで行うことができます。

子宮筋腫(黄色いところ)・左卵巣のう腫(グレーのところ)

子宮内膜症の診断・経過観察

子宮内にあるはずの子宮内膜細胞が、子宮内以外の場所に正着してしまう病気が子宮内膜症です。卵巣や骨盤内に子宮内膜症が発生すると、チョコレート嚢胞や月経痛、骨盤痛、ひどいときは不妊症の原因となります。ピルを含めたホルモン剤、鎮痛剤、場合によっては手術が必要になります。個別の対応が必要になりますので、まずはじっくりご相談しましょう。

骨盤子宮内膜症 左チョコレート嚢胞

月経困難症(月経が多い・月経痛がひどい・月経がまばらなど)

月経時および月経前後の不調

月経時および月経前後の不調は女性のQOL(生活の質)を大きく低下させます。子宮内膜症や子宮筋腫、ホルモン異常が原因となっている場合もありますが、原因が分からない場合もあります。まずは検査を行い、原因がはっきりしない場合はピルや漢方薬を含めた薬剤で対応します。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープ

不正性器出血や健康診断で指摘されることにより発見されることが多い、子宮の出口にできるポリープです。必要な場合は手術を行います。

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更年期障害

更年期障害

女性ホルモンの変動により、閉経前後に起こるほてり・冷え・手のしびれ・動悸・疲労感・気分の落ち込みが生じる疾患です。根本的な治療法は女性ホルモンの補充ですが、その他に漢方薬や対症療法も可能です。生活習慣を見直すことで改善することもしばしばあります。

子宮脱

腹圧や重力により、子宮やその他の臓器が下方に下がってくる病気を子宮脱といいます。子宮の前面には膀胱、後方には直腸が存在するため、子宮脱とともに膀胱や直腸が下がることもあります。腟から何かが出ているような不快感、こすれて出血、頻尿、尿閉(尿が出なくなる)などの症状が出現しやすくなります。まずは腟内に装具(ペッサリー)を入れて脱出を防ぎますが、うまくいかない場合は手術が必要になります。ペッサリーを挿入した場合、定期的な入れ替えが必要です。

子宮と周辺臓器が矢印方向に下がってくる

おりものの異常・性感染症

腟カンジダやトリコモナス腟症に対する検査や治療が可能です。また、クラミジア感染症・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・梅毒などの性感染症に対する検査や治療が可能です。尖圭コンジローマは手術が必要な場合がありますので、その際は局所麻酔を行った上で切除します。

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その他に子宮頸部異形成の経過観察や手術・各種疾患に対するセカンドオピニオン・緊急避妊ピルの処方・バルトリン腺膿瘍手術閉経関連泌尿生殖器症候群に対するモナリザタッチ・ミレーナの挿入なども可能です。ご不明な点はご連絡ください。