CO2レーザー蒸散術とは?

子宮頸部異形成の方に対して行う、子宮頸部にレーザーを照射する手術です。大学病院や総合病院の多くは1-2泊の入院を必要としますが、当クリニックでは日帰りで行っています。子宮全摘術や円錐切除と異なり、その後の妊娠に悪い影響を及ぼさないことが特徴です。

対象となるのは、子宮頸部高度異形成の方・子宮頸部異形成が1年以上持続している方です。コルポスコピー検査で病変の部位を確認し、病変が確認できない方はレーザー蒸散術の対象とはなりませんのでご了承ください。

内診台にて腟鏡を装着し、子宮腟部にレーザーを照射します。約10分程度です。出血がある場合は縫合止血を行ったりガーゼ圧迫したりする可能性があります。必要に応じて局所麻酔を併用します。

病変を確認するコルポスコープ 子宮腟部

バルトリン腺手術

バルトリン腺膿瘍

バルトリン腺液の出口が詰まり、陰部に嚢胞(バルトリン腺嚢胞)ができることがあります。ここに細菌感染が生じると、激しい痛みや熱感を伴うバルトリン腺膿瘍を形成します。排膿することにより痛みや熱感は消失しますが、同じ場所に膿瘍形成を繰り返す場合、バルトリン腺開窓術を行う必要があります。

対象となるのは、バルトリン腺膿瘍を繰り返している方で、悪性腫瘍の疑いがない方。局所麻酔アレルギーの方はこの手術を受けることができません。

内診台にて局所麻酔を行い、メスもしくはレーザーにて嚢胞を切開します。バルトリン腺液が外側に排出されるようにレーザー照射もしくは縫合を行い、手術終了です。

尖圭コンジローマ切除術

尖圭コンジローマ

外陰部もしくは腟内にコンジローマができることがあります。外陰部のみの場合は外用剤(イミキモド)で治療することも可能ですが、それ以外の場合は切除が必要になります。

対象となるのは、病理検査で尖圭コンジローマと診断された方です。

内診台にて局所麻酔を行い、コンジローマをレーザーで焼灼します。数が多すぎる場合、複数回に分けて治療します。治療後に外用剤による治療を併用する場合もあります。

子宮頸管ポリープ切除術

子宮頸管ポリープ

子宮の出口にポリープができることがあり、多くは不正性器出血や婦人科検診で発見されます。ほとんどが良性ですが、ごくまれに子宮頸がんが含まれています。不正性器出血を改善すること、悪性を否定することを目的として切除することが一般的です。
内診台に上がっていただき、鉗子を用いて切除します。必要に応じて局所麻酔を併用します。

モナリザタッチとは?

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